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税理士事務所

全東信破産で飲食店経営者が今すぐ確認すべき3つの資金繰り対策

株式会社全東信の破産手続開始により、売上金の未入金など資金繰りへの影響を受けている飲食店が出ています。
このような取引先の倒産は、経営が順調な企業であっても突然資金繰りを悪化させる可能性があります。しかし、適切な支援制度を早期に活用することで、その影響を最小限に抑えられるケースも少なくありません。
今回は、中小企業経営者が知っておきたい主な支援策と、税理士としておすすめしたい初動対応について解説します。
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## まず優先すべきは現状の把握
支援制度を利用する前に、まずは被害額を正確に把握することが重要です。
特に確認したいのは次の3点です。
* 全東信からの未入金額
* 今後予定されていた入金スケジュール
* 当面の資金繰りへの影響
また、決済端末の利用停止や代替決済サービスへの切り替えも早急に進める必要があります。
「どれくらい資金が不足するのか」を数字で説明できる状態にしておくことが、その後の融資相談をスムーズにします。
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## ① 日本政策金融公庫・金融機関への相談
取引先の倒産によって一時的に資金繰りが悪化した場合、日本政策金融公庫の「セーフティネット貸付(経営環境変化対応資金)」を利用できる可能性があります。
大型倒産時には、公庫が特別相談窓口を設置する場合もありますので、最寄りの支店へ早めに相談しましょう。
また、普段利用している銀行や信用金庫にも現状を共有し、当面の運転資金について相談することをおすすめします。
相談時には、次の資料を準備しておくと話が進みやすくなります。
* 直近の試算表
* 資金繰り表
* 全東信への未入金額が分かる資料
金融機関は「資金が尽きてから」ではなく、「資金に余裕があるうち」の相談を歓迎します。早めの行動が重要です。
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## ② 経営セーフティ共済加入者は共済金貸付を確認
経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)に加入している事業者は、共済金貸付の対象となる可能性があります。
取引先の倒産により売掛金などが回収困難となった場合、
* 無担保
* 無保証人
* 無利子
で貸付を受けられる制度です。
貸付額は、
「回収困難額」と「掛金総額の10倍(上限8,000万円)」のいずれか少ない額
となります。
今回のケースでは、全東信への未入金が制度上の「売掛金債権等」に該当するかどうかは個別の確認が必要です。
加入されている方は、中小企業基盤整備機構や取扱金融機関へ早めに問い合わせることをおすすめします。
なお、共済金貸付を利用すると、貸付額の10%が掛金総額から控除される点も理解しておきましょう。
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## 税理士としてお伝えしたいこと
このようなニュースを見ると、「回収できるのだろうか」と不安になる経営者の方も多いと思います。
しかし、最も避けたいのは、不安から行動が遅れてしまうことです。
資金繰りはスピードが重要です。
* 現状を数字で整理する
* 利用できる制度を確認する
* 金融機関へ早めに相談する
この3つを実践することで、資金繰りの選択肢は大きく広がります。
また、今回の出来事は「決済手段や取引先を一社に依存しすぎないこと」の重要性を改めて考える機会でもあります。経営には常に想定外のリスクがありますが、事前の備えが企業の継続力を高めます。
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## まとめ
全東信の破産は、多くの飲食店にとって予期せぬ出来事となりました。
一方で、公的融資や共済制度など、利用できる支援策は存在します。
重要なのは、「まだ大丈夫」と様子を見るのではなく、早めに専門家や金融機関へ相談し、資金繰りの見通しを立てることです。
経営者が冷静に状況を整理し、適切な支援策を活用することで、事業継続への道は十分に開けます。
困ったときこそ、一人で抱え込まず、税理士や金融機関などの専門家を積極的に活用していきましょう。

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