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税理士事務所
【消費税減税】レジ改修に最大350万円の補助金!中小企業が今から準備すべきこと
「消費税率が変わるなら、うちのレジも対応が必要なの?」
「レジの買い替えや改修には、補助金が使えるの?」
「補助金が出るなら、今すぐレジを入れ替えても大丈夫?」
飲食店などの中小企業の経営者にとって、気になるところではないでしょうか。
中小企業庁は9月15日、「飲食料品消費税率の臨時的な引下げ及び就業者負担軽減支援金の導入に関する大綱」の閣議決定を受け、レジの導入・改修を支援する制度について公表しました。
今回のポイントは、最大350万円の補助金に加えて、通常の補助金とは少し違う「事前着手制度」が設けられることです。
今回は、この制度について中小企業の経営者が押さえておきたいポイントを整理します。
【1.消費税率の引下げに向けてレジ対応が必要に】
今回の制度は、令和9年4月1日の飲食料品の消費税率引下げに対応するためのものです。
飲食料品を取り扱う事業者にとって、税率が変われば、販売価格の計算やレシートへの表示など、日々の業務にも影響が出てきます。
特にレジやPOSシステムが新しい税率に対応していなければ、店舗運営にも支障が出る可能性があります。
そこで中小企業庁は、「デジタル化・AI導入補助金」において、スマートレジの導入やPOSレジ等の改修を支援することを公表しました。
【2.最大350万円の補助金が受けられる可能性】
今回の制度では、中小企業者等がスマートレジを導入したり、POSレジ等を改修したりする場合、最大350万円の補助金の支給を受けることができます。
レジの入れ替えやシステム改修は、決して小さな負担ではありません。
店舗の規模や使用しているシステムによっては、まとまった費用が必要になることもあります。
そのため、対象となる事業者にとっては、設備投資の負担を抑えるための重要な制度となりそうです。
【3.今回の大きなポイントは「事前着手制度」】
今回、特に注目したいのが「事前着手制度」です。
一般的な補助金では、
「補助金を申請する」
↓
「交付決定を受ける」
↓
「設備を導入する」
という流れになることがあります。
ところが今回は、令和9年4月1日の税率引下げに間に合わせるため、補助対象となるスマートレジの導入やPOSレジの改修等を先に行い、事後的に補助金を申請できる特例的な仕組みが設けられます。
これは、事業者にとってかなり重要なポイントです。
税率変更に間に合わせるためには、レジの選定、契約、納品、設定などに時間がかかる可能性があります。
そのため、「補助金の申請を待っていたら、税率変更に間に合わない」という事態を避けるための制度と考えられます。
【4.いつからレジの導入・改修ができる?】
資料によると、事前着手制度の対象期間は、
「令和8年9月15日から令和9年3月(調整中)」
とされています。
また、申請受付期間は、
「令和9年1月から3月(調整中)」
の予定です。
ここで注意したいのは、現時点では「調整中」とされている部分があることです。
そのため、この記事で紹介している日程を確定情報として判断するのではなく、今後、事務局から公表される公募要領などを必ず確認する必要があります。
【5.どんなレジでも補助対象になるわけではない】
「最大350万円の補助金があるなら、今使っているレジを好きな製品に買い替えればいい」
というわけではありません。
今回の制度では、レジの導入について、
「あらかじめ事務局に登録されているスマートレジ・POSレジ等の製品が対象」
とされています。
つまり、レジを購入する前に、
「この製品は補助対象なのか?」
を確認することが非常に重要です。
補助金が使えると思って契約したものの、対象外だった……ということになれば、予定していた補助を受けられない可能性があります。
レジの入れ替えを検討している経営者の方は、製品選びの段階から補助金の対象要件を確認しておきましょう。
【6.「先に導入できる」からといって油断は禁物】
事前着手制度では、一定の要件を満たしていれば、事前にレジの導入や改修を行うことができます。
ただし、「先に導入すれば必ず補助金がもらえる」という制度ではありません。
申請要件を満たしていることが前提です。
また、改修費や役務費については、複数見積等が必要となる場合もあります。
そのため、
「補助金があるらしいから、とりあえず業者にお願いしておこう」
という進め方は避けたほうがよいでしょう。
補助対象となる製品なのか、どの費用が対象なのか、必要な手続きは何か。
こうした点を確認したうえで進めることが大切です。
【7.契約書・見積書・レシートなどは必ず保管】
補助金申請で意外と重要なのが「書類」です。
今回の制度では、事後の申請となるため、
・仕様書
・見積書
・契約に関する書類
・納品に関する書類
・支払いに関する書類
・レシートなど
取引を証明できる書類を保管することが留意点として挙げられています。
つまり、「レジを買った」という事実だけではなく、
「何を」
「いくらで」
「いつ契約し」
「いつ納品され」
「いつ支払ったのか」
を後から確認できるようにしておくことが重要です。
補助金を利用する場合は、普段よりも意識して書類を整理しておきましょう。
【8.改修費などでは複数見積が必要になる場合も】
もう一つ注意したいのが、改修費や役務費です。
今回の制度では、こうした費用について複数見積等が必要となる場合があるとされています。
そのため、レジ業者に依頼するときには、単に金額を確認するだけではなく、
「補助金申請に必要な見積書などを発行してもらえるか」
「どの作業が改修費・役務費に該当するのか」
なども確認しておくと安心です。
補助金は「申請する時点」だけではなく、「導入を検討する時点」から準備が始まっていると考えておくとよいでしょう。
【9.中小企業経営者が今からやっておきたい3つの準備】
今回の制度を利用する可能性がある経営者の方は、まず次の3点を確認してみてください。
① 現在使っているレジを確認する
メーカー、製品名、導入時期などを確認し、税率変更に対応できるのかを調べてみましょう。
② レジ業者に対応方法を確認する
新しいレジへの買い替えが必要なのか、現在のPOSレジを改修すればよいのかを確認します。
③ 補助金に必要な書類を残せるようにする
見積書、契約書、仕様書、納品書、支払い関係の書類などをきちんと保存できるようにしておきます。
「まだ公募要領が出ていないから何もできない」と考えるのではなく、まずは自社のレジの現状を把握しておくことをおすすめします。
【10.まとめ|レジ対応は「早めの確認」がポイント】
今回、中小企業庁から公表された制度では、飲食料品の消費税率引下げに対応するため、スマートレジの導入やPOSレジ等の改修が支援されます。
中小企業者等は最大350万円の補助金を受けられる可能性があります。
さらに、今回の大きな特徴が「事前着手制度」です。
税率引下げに間に合わせるため、一定の要件を満たせば、先にレジの導入・改修を行い、事後的に補助金を申請できる仕組みが予定されています。
ただし、
・対象となる製品を確認する
・申請要件を確認する
・必要な見積等を取得する
・契約、納品、支払い関係の書類を保管する
・今後公表される公募要領を確認する
といった準備が必要です。
特に、対象期間や申請受付期間については現時点で「調整中」とされている部分があります。
そのため、「補助金があるから安心」と考えるのではなく、まずは自社のレジが税率変更に対応できるのか、買い替えや改修にどの程度の費用がかかるのかを確認しておきましょう。
補助金は、準備している会社ほどスムーズに活用できます。
「うちの会社の場合、レジの買い替えと改修のどちらがいいのか」
「補助金を使う場合、どんな点に注意すればいいのか」
こうしたことを早めに整理しておくことが、制度を上手に活用する第一歩です。
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